夏休み親子見学会を開催しました!

清水港湾事務所では、平成29年8月18日(金)、清水マリンパークにて「夏休み親子見学会」を開催しました。

事務所所有の港湾業務艇「まさき」に乗船して港内見学をしたほか、「港湾技術を活用した海辺の環境創造プロジェクト」(※)による、さまざまな港湾技術の体験の場を設け、約200人の来場者の皆さまに清水港や港湾技術を身近に感じていただきました。


協力:静岡県(港湾企画課・清水港管理局)、静岡市清水港振興課、海のみらい静岡友の会

   日建工学㈱、㈱不動テトラ、鈴与建設㈱、(株)古川組

後援:清水漁業協同組合

※「港湾技術を活用した海辺の環境創造プロジェクト」とは、清水港内で一般市民の方々が実際に海辺を見て、遊んで、学べる「体験の場」を創出するための事業です。清水港湾事務所と公募によって選定された団体等の協力のもと進めています。



~当日の様子~

港湾業務艇「まさき」による港内見学

全4回の運航で、45名が乗船しました。コンテナターミナルの前では、ガントリークレーンの荷役作業を間近に見学しました。興津ふ頭では、停泊していたJAMSTECの地球探査船「ちきゅう」を見ることができました。

 


アミノ酸コンクリートを使った消波ブロック作成

6組、計20人が作成を体験しました。ブロック作成は、コンクリートの基本的な材料・製作方法や、アミノ酸コンクリートに含まれるアルギニン、アミノ酸コンクリートが海藻の成長に与える効果についての説明を交えながら進められました。

作成したコンクリートには参加者が名前を記入し、養生・脱型をした後には、マリンパークに投入する予定です。

   


造波実験

水槽模型を用いて、実際に波を起こし、波の威力、防波堤や消波ブロックの効果を実験しました。



ドローン観測技術体験、フライトシミュレーター体験

実際の工事現場においても観測・測量のために用いられているドローンを現地で飛行させ、搭載されたカメラからの映像を鑑賞して、鮮明さなど観測技術を体験しました。

実際のドローン操作と同じシミュレーターも用意され、操作を疑似体験することができました。

 


海のいきもの水槽展示

清水マリンパークの人工海浜で捕獲されたカニ、ヤドカリ、ハゼ、ヨウジウオなどの生き物をプールにいれて展示しました。水に手を入れて、実際に触れながら生き物を身近に観察しました。

 


環境共生型ブロックに関する展示

小型貝殻ブロックのサンプル展示や、環境共生型ブロックによる藻・海藻類等の着生効果、設置事例についての紹介コーナーが設置されました。

ミニテトラブロックがもらえる輪投げコーナーも用意され、子ども達が楽しんでいました。

 


液状化実験

液状化が起こる仕組みや、対策工法(薬液注入工法)について、実験を通して学びました。



大型係船曲柱の展示

日の出ふ頭の岸壁に設置されている係船曲柱(35t、200t)の実物大模型が展示され、大きさを体感することができました。



ヒラメの稚魚の放流体験

(株)古川組の協力でヒラメの稚魚の放流を行いました。約20組の親子がマリンパークから「元気に育ってね」と声を掛けながら稚魚を放ちました。