貨物を運ぶ船
清水港でいちばん多く見られるのは、貨物を運ぶ船です。コンテナの中にさまざまな品物を入れて運ぶコンテナ船や、液化[えきか]天然ガスを運ぶLNG船、穀物[こくもつ]や木材チップを運ぶばら積み船、冷凍[れいとう]マグロを運ぶ冷凍運搬[うんぱん]船などがあります。
それぞれの船に特徴[とくちょう]があって、ひと目でなにを積んでいるか分かる船もあるので、よく見くらべてみましょう。
コンテナ船
コンテナ貨物を専用に積む船。コンテナの積み込みや積みおろしは、ガントリークレーンを使ってスピーディーに行われます。
LNG船
天然ガス(LNG)をマイナス162度の超低温[ちょうていおん]で運ぶ船。特殊[とくしゅ]な素材[そざい]でできたタンクと、「LNG」の文字が目印。
ばら積み船
袋[ふくろ]や箱につめていない貨物を、そのまま中に積み込めるようになっている船。鉱石[こうせき]、穀物、木材チップなどを運びます。
冷凍運搬船
漁場からマグロなどの魚を冷凍して運ぶ船。船には、魚を積みおろすクレーンがあります。海上にいる漁船に横付けして魚を積み込むので、船同士がぶつからないようにフェンダー(クッション)を積んでいます。
チップ船
紙の原料となる木材チップを運ぶ船です。
自動車運搬船
自動車を海外へ輸出する船です。静岡県内では御前崎港で見られます。