港で働く船

 清水港では、港をきれいにしたり、海上の事故や犯罪を防止したり、外国からの拳銃や麻薬の密輸を監視したりする船も見られます。大切な役割を持った船で、形もそれぞれ個性的です。

タグボート(新春海丸[しんはるみまる])

写真:タグボート

 大きな船を安全に誘導します。船の先端部で大きな船を押すため、クッションの役割をするタイヤがいくつもついています。

清掃船(ともえ丸)

写真:清掃船(ともえ丸)

 船の舳先[へさき]に大きな口が開いていて、海にうかんでいるゴミをすいこみます。船の中心部分にはゴミを集める装置があり、まるで海にうかぶ掃除機です。

監視艇(はごろも)

写真:監視艇(はごろも)

 税関の船です。密輸など海上での違法な品物の受け渡しを取りしまります。

パイロット艇

写真:パイロット艇

 大きな船に乗り込んで港内を安全に誘導するパイロット(水先[みずさき]案内人)を運ぶ船です。

警備艇(するが)

写真:警備艇(するが)

 警察の船です。港や海水浴場で起こる事故の防止や人命救助、事件防止のパトロールをします。

巡視船(おきつ)

写真:巡視艇(おきつ)

 海上保安庁の船です。海でのさまざまな事態に備える装備をもちます。紺色のマークが目印です。

港湾業務艇(まさき)

写真:監督測量船(まさき)

 国土交通省清水港湾事務所の船です。港の工事現場の確認・点検や、測量などを行います。