• 清水港
  • 御前崎港
  • 田子の浦港
  • 下田港

地域産業の発展と、大規模災害への対応のために

 田子の浦港は、静岡県内で第2位の貨物取扱量を有する重要港湾であり、富士市を中心とする岳南地域の産業経済に大きく貢献しています。

 岳南地域は、製紙業を中心に化学工業や製造業が盛んな地域であり、田子の浦港は原材料供給や製品搬出により基幹産業を支えています。特に中央地区は原材料の搬入を中心に利用頻度も高く、田子の浦港の中核となる埠頭です。

 しかし、既設の岸壁は水深9mだったため、船舶の大型化に対応し産業経済の競争力強化を支えるとともに、大震災等に備え安全な暮らしを支える耐震補強も求められてきました。このため水深12mの耐震岸壁改良と航路泊地の整備を主な内容とする、国際物流ターミナルの整備を進めています。

 これにより田子の浦港の物流効率化を高めるとともに、切迫する東海地震等の大規模地震発生時の緊急物資輸送等にも対応し、安全な地域住民の生活を支えることをめざしています。

中央地区岸壁(-12m)の整備

 老朽化した既設岸壁をジャケット工法にて、現在の水深9mから水深12mに改良することにより、大型貨物船が利用できるようになりました。

 併せて東海大地震などの大地震が発生したとき、緊急物資等の海上輸送岸壁として利用できるよう耐震性を強化しています。

写真:中央地区岸壁(昭和42年度建設)

中央地区岸壁(昭和42年度建設)

写真:中央地区岸壁~泊地エリア

整備効果

 中央地区岸壁の水深を9mから12mとすることにより、船舶の大型化に対応しました。喫水調整を必要としない効率的な大量輸送は輸送コストの削減や、地域産業の競争力強化にもつながります。

 また大規模災害時、海上からの緊急支援物資等の輸送ルートが確保され、市民の安全確保と速やかな回復を可能にしました。また耐震強化は災害時の輸送や復旧にともなうコストも削減します。

イメージ:ジャケット式岸壁完成イメージ(透視図)

図:整備前整備後

航路・泊地の整備

 大型の貨物船が入港できるように、航路、泊地を水深12mまで掘り下げを進めています。事業の実施にあたっては静岡県が実施する公害防止対策事業と連携し、一体的に施工することで効率的に事業の進捗を図っています。

※泊地 船舶が安全に停泊し、円滑に操船、荷役できるように設ける水域。

図:工事施工フロー例

写真:浚渫の様子

浚渫の様子

写真:中間処理施設

中間処理施設